ゆるゆる自適

JKとして歩む日々

ロゴデザインをするN個の魔法

さいころ、夢は魔法使いだった。

魔法使いになったらほうきにまたがって夜空を散歩しよう。
魔法使いになったら相棒は黒猫かハムスターにしよう。
魔法使いになったら宿題は呪文を唱えて終わらせよう。
魔法使いになったら本を片手に鍋で薬を作ろう。
魔法使いになったら、魔法使いになったら... ...。

でもみんな知ってるだろう?私が想像していたようなおとぎ話にいる魔法使いは存在しないんだ。でも小さい頃の私は魔法使いは存在していると信じ、そして自分もなれると信じていた。

デザイナーの魔法

私がデザイナーというのはおこがましいが、今日はそう言わせておくれ
君たちは「魔法使いなんて存在しない」と言ったね?そう、残念ながら魔法使いは存在しないんだ*1。だがしかし、君たちはデザイナーを魔法使いと思っている節はないか?デザイナーはチチンプイプイの勢いでデザインしていると思っていないか?デザインは紙とペンに魔法をかけておけば一晩のうちで出来上がっていると思っていないか?

それはありえないさ、なぜなら魔法使いは存在しない。そうだろう?
じゃあデザイナーはどうやってデザインを生成していたと思う?

簡単だよ、デスマーチだ。
もっと正確に言うとデザイナーの魔法の正体はデスマーチと気合と経験なのさ。

ブツを完成させるまでの魔法

今回はICT委員会のロゴ制作を例に魔法の流れをみてみよう。
あ、完成形のロゴはこちらにまとめているので読んでみてほしい。

www.resume.id

※これはあくまでド素人のやり方なので実際の現場では通用しないと思う。「へぇ、ロゴを作るためにこんなことしてたんだなあ」と思うくらいにとどめておいてほしい。

魔法その1. ICT委員会のイメージをできるだけだす

ロゴは組織やサービスなどの世界観を表す大事なもの。そんな大事なものを適当に作ってしまうと、ICT委員会の世界観なんて表すことができずロゴの意味がなくなってしまう。だから、ロゴを作るにあたって最初にやるのはラフを描くとかではなく 自分の中でICT委員会という組織のイメージを固めること だ。今回はホワイトボードやスケッチブックを使って一気に書き出したのだが、なぜか探せない。たぶん捨てた。

また、今回は依頼主である教授から「頭おかしいけどスマートなロゴ」という注文があったので、それについてもイメージを固めた。辛そう。
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魔法その2. ロゴの雰囲気を探す旅に出る

「イメージだけではロゴなんて作れない。もっと具体的にICT委員会のロゴの雰囲気を落とし込むことが重要だ」と思ったので、様々なロゴや写真を漁りに漁った。今回は「スマート」「頭おかしい」といったキーワードをもとに検索し、自分の中で具体的な雰囲気をつかんだ。本来であれば、検索して収集した情報をムードボート*2としてまとめるべきだったかもしれないがそこまで余裕はなかったのでやめた。

雰囲気を落とし込むときにお世話に使ったサイトはこちら。おすすめ。
www.pinterest.jp

魔法その3. 紙にロゴを描きまくる

雰囲気を落とし込んだら脳内にあるロゴを紙に描き出す。
この時点でキモイやつはボツにすると、半分以上なくなるので悲しくなる。

紙で描いたものはこんな感じ。committeeが明らかに「m」が足りないがたぶん疲れていた。許して。
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魔法その4. illustratorの力を借りてロゴをカタチにする

わたしの相棒は黒猫ではなくillustratorだ。

魔法その3で描いたロゴをスマホで撮ったあと、illustratorにロゴの写真をズラッと配置して線をなぞっていく。これを世間一般的にはなんと言うのだ、トレースか?たぶんトレースだな。トレースをする。このトレースという行為がなかなかつらくて、紙に書き出したときはかわいかったロゴが突然キモくなったりコレジャナイ感が出てきたりする。控えめにってしんどいのだが、推しの曲を聴いて精神を安定させながらどうにかこうにか最後まで描き上げる。この時点で、こんな感じのものが出来上がった。みての通り迷走しきっている。共同で作業できる人がいないうえ、「デザインチョットデキル」系の人間に相談できない環境下に置かれるとこんなにもひどいものが出来上がるのだ。特に燃えている脳みそは一体なにを表しているのかさっぱりわからない。

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この時点でそれっぽいシンボル*3さんが爆誕している。本来ならここでロゴタイプ*4も出すべきなのだが、華麗に誤字っているため*5恥ずかしくて載せられない。許してくれ。

魔法その5. ボツオンパレード

ある程度完成したら、進捗報告かつデザインの共有などを兼ねて依頼者にみせる。今回の依頼者は教授なので、教授と「ここがだめだ」「このシンボルはなんか雰囲気が違う」「これじゃない」とワアワアとパレードのごとく盛り上がる(ゆうて盛り上がっているのは話だけで、気持ちは闇に飲まれるのだが... ...)。この時点で全部ボツになる可能性もあれば、いくつか生き残る可能性がある。今回は幸いなことに、ひとつだけ生き残ったシンボル(のちのぎーくん)さんを残し、これを改善していく形になった。

もしこれで全部ボツだったら魔法その3に戻って紙にロゴを描きなおすし、それでも出なかったら魔法その2やその1まで戻ったりする。そんな感じだ。

魔法その6. MUGEN KAIZEN

ボツオンパレードで見事生き残ったロゴを改善する。

「どうやったら頭おかしそうに見える?」
「えっギークっぽいってなに?」
「頭がいいって頭が悪いってこと?」
「今日もillustratorはかわいいなあ」

とずっと画面に質問しながら作業をするので気が狂うしとてもつらい。ラフで躓かなければここで一番時間食うし。まあこの作業は非常に重要なものですわ、エンジニアの作業に置き換えるとバグ修正とかリファクタリングに近い気がするな。いやごめん罠かもしれん

これの何がつらいってアイデアが出ないこと。自分の中では完璧なロゴなのに「ここちょっと違うから作り直してくれる?」とお願いされるのだ。「え?完璧だよ?完成だよこのロゴ、どこを作り直すのよ」と思いながらどうにかこうにかより良いロゴになりそうなデザインを絞り出してカタチにするのだ。まあもちろん迷走するのだが、その迷走具合をご覧いただこう。

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全読者が思っただろう。

「え?なにこの雑魚」
「てかN番目とM番目見た目変わってなくない?ウケる」

わかる。でも意味があるので説明しよう。
あきらかに雑魚みたいなシンボルは、シンプルに血迷っているがもしかしたら依頼主にみせたら新しい発見があって次につながるかもしれないという希望を込めて作ったもの。見た目に大差ないシンボルは微調整したもので、よくよくみたらわかると思うが目の大きさが若干違ったりする。この微妙な違いによって与える印象が異なるので、あえて少しだけ変化を与えたりするのだ。

こうやってボツを積み重ねて完成に近づいていくのだ。

魔法その7. マジカル不意打ちボツ

基本的に魔法6でほぼ完成になりがちだが、この世界は残酷なもので完成してもなおボツにされることがある。私もその一人だった。

なぜボツになったかというと、色だ。実は完成当初、基本白と黒ベースの落ち着いたロゴだったのだが「色がやっぱ地味ね」という声によりボツになってしまったのだ。ボツとはいえど、ロゴ自体はボツではないので配色を変えるだけでどうにかなるのは不幸中の幸いかもしれない。

ここで血迷った配色を誤字っているロゴとともにお届けする。

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控えめに言って気が狂うと思った。

魔法その8. 微調整して完成

ほぼ完成形まで持っていけたら、依頼主と話し合いながら線の太さなどを1px単位で調整する。 本来ならばここで誤字の確認をすべきだろうが、誰も誤字に気付かなかったためそのまま流れていった。

魔法その9. バリエーションよ増えろ増えろ

ロゴの形ってひとつじゃないんだよな。複数ある。
それってロゴが勝手に空気読んで形を変えてくれてるんじゃないのよ、デザイナーが全部考えてるのよ。知ってたか?

実はICT委員会のロゴもめっちゃバリエーションがある。みてみよう。

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こんなにバリエーション豊富なんだぜ、みんな使ってくれよな。

オプション魔法. グッズ化

ロゴを制作した後、結構な確率でグッズ化すると思う。一応デザイナー(笑)なのでステッカーやポロシャツ、名刺の制作にもかかわった。

正直な話、これめっちゃつらい。例えばステッカーを制作する場合、ステッカー納品用のaiファイルを作って大きさの微調整をめっちゃしないといけないし、印刷用に色を変更しなければならない。ポロシャツも同じだ。つらいしめんどくさいので毎日布団を濡らす日々を送る。

グッズ化するときは余裕をもって依頼しような!デザイナー(笑)からのお願いだ。

最後に

デザイナーがやっていることって、「デザインって魔法かけたら一瞬でできるんじゃないかって思われているのでは」ってなるくらい軽く見られがちじゃないかって思ってこの記事を書いた。みなさんどう思っただろう。「え、意外に簡単そう」って思った人もいるかもしれないし「こんなたくさんの作業をやっていたのか」と驚いた人もいるだろう。まあどっちでもいいさ、とりあえず「様々な魔法という名の作業工程を通してデザインは完成されているから、デザインは魔法使って一瞬でできるものじゃないんだなあ」と思ってくれればいいさ。

余談

私ね、マジで魔法使いになりたかったの。小学生のころ、魔女の本読み漁ったの今でも覚えている。あれから数十年経って、「さすがに魔法使いにはなれないなあ」と思って魔法使いになるは諦めたのだが、いまだに生活のどこかに魔法使いになりたい自分は潜んでる。例えば、好きな色は紫と黒、あと赤黒い色も好き。好きな猫は黒猫で、洋服も気を抜くと魔法使いそうな感じになる。

でも最近の夢はゾンビなんだよなあ。

*1:正確に言うと魔法使いは存在しないは偽であるが、ここでは存在しないということにする

*2:イデアやコンセプト、カラーパレットなどをコラージュしてまとめたものらしい

*3:ロゴはアイコンとかイラストっぽいところがシンボル、マークともいう

*4:文字っぽいところはロゴタイプと呼ぶ

*5:後々これは大炎上することになる事件のもとになる

ICT委員会にサンタクロースは存在しない

さいころ、サンタクロースに手紙を出したことがある。

「サンタさん、お願いです。いい子にしているのでプレゼントをください。おうちに入ったらクッキーと牛乳を置いています。食べてください」

と。お手紙の返事はなかったが、起きたらプレゼントが玄関においてあってクッキーと牛乳がなくなっていた。きっと手紙を読んでくれたんだ。その日から同級生が言う「サンタはお母さんなんだぜ」は信頼しなくなった。

手紙を出して数十年経った今でも、12月になるとソワソワする。もう私のもとにはサンタクロースは来ないが、10歳離れた弟は「任天堂Switchのソフトダウンロード版もらう」と必死にサンタクロースにお願いをしている。そうか、今の時代そんなものもプレゼントでもらえるのか?私はスケッチブックとか誘導尋問によって言わされた太鼓の達人Wiiをもらった記憶しかないのだが... ...?

やめようやめよう、昔話は終わりだ。
そういえば最近、ICT委員会にサンタクロースみたいなやつらがいることを知っているか?知らない?
そうか、話してやろうか。そこに座れ。

ICT委員会のサンタクロース

ICT委員会のサンタクロースは「妖精」と呼ばれている。妖精というのは、大会に参加していないが、大会の開発やプレゼン資料制作などを手伝う人間の総称だ。妖精はすごくて、「妖精さんお願いです、助けてください」と言えばロゴを3日で作ったりプレゼンを全部作り直してくれるのだ。まるで「サンタさんお願いです、プレゼントをください」と言ったらプレゼントを届けてくれるサンタクロースだ。本来であればサンタクロースはいい子にしか来ないはずだが、ICT委員会のサンタクロースは納期ギリギリに頼む悪い子でもプレゼントという名の成果物を届けてくれるのだ。

ところで、妖精の定義を覚えているか?妖精というのは「大会に参加していないが、大会の開発やプレゼン資料制作などを手伝う人間の総称」だ。ここで疑問が生じる。

「妖精はあくまで手伝うだけで、サンタクロースのようにプレゼントを届けてくれることはしないのでは?」

... ...今、妖精がやっていることは本当に手伝うに該当するのか。実は妖精ではなく、サンタクロースなのではないか。そして、サンタクロースは本来いていい存在なのか。少し考えてみようじゃないか。

ICT委員会にサンタクロースは存在するべきか

去年まで大会に関わっていない人間は大会の開発やプレゼンの手伝い、ロゴの制作に携わることはあまりなかった。つまり、ICT委員会の活動に関与しないことになるので単なる幽霊部員になりがちなのだ。この状態はよろしくないなあと思い立ち、技術継承や後輩を助けたいという気持ちで「大会のお手伝いをします」と声を上げるようになった。そう、この時点で大会のお手伝いをするつもりでいたので、ある程度作られたロゴのアドバイスや修正、プレゼンや発表原稿の添削くらいかなあという想定のもとで生きていた。だが、実際はそうもいかず、ロゴいちから制作したしプレゼンもほぼほぼイチから作り上げた。本来であればチーム内で解決すべきことを外部の人間にやらせているのだ。しかも、結局自分ですべてのタスクをこなしてしまい、技術継承はしなかったので、本当に「成果物を届けるサンタクロース」になってしまった。この状況が続けば「このタスク間に合わないかもしれないけど、〇〇(任意の手伝ってくれる人の名前)に頼めば終わるし大丈夫だ」と甘えてしまうような文化が生まれるのではないかという不安が募る。そう考えると、ICT委員会にサンタクロースのような人間は存在してはいけないのではないかと思うし、厳しいことを言えばサンタクロースのような人間が存在しなくても、チーム内ですべてのタスクを完結すべきなのだ。

今後の手伝う人間の在り方

「厳しいことを言えばサンタクロースのような人間が存在しなくても、チーム内ですべてのタスクを完結すべきなのだ」と述べたが、チーム内ですべてのタスクをこなすのは難しい。私も何度か大会に参加したことがあるが、チーム運営や開発をしていくうえでチーム内で解決できない問題がたくさん出てくる。だからこそ、手伝ってくれる人間が必要なのだ。でも、「手伝う = タスクをすべて投げる」では今まで通りのサンタクロースだ。

ではどうしたらいいか?簡単である。

「納期ギリギリまで自分たちでこなすことのできないタスクを放置しない」

だ。この1年間様々なチームの手伝いをしてきたが、どのチームも自分たちがこなせないであろうタスクを納期ギリギリまで放置してしまい、自分たちで消化できないから外部の人間に頼ったような感じがした。このようなことをやめて、自分たちでこなせないタスクだと思ったら早急にほかの人に相談し、今後どのようにそのタスクをこなしていくかを相談していくことが重要だと思う。

ICT委員会にサンタクロースは存在しない

この1年、季節を問わずお願いすれば成果物をプレゼントをしてくれる人がいたかもしれない。でもそれは、サンタクロースではない。とあるICT委員会の部員だ。そのICT委員会の部員は、残念ながら部下として小人やトナカイをもっていないんだ。だから君たちがお願いしたタスクは全部彼らがこなしていたんだね。びっくりしただろう?ICT委員会にサンタクロースなんて存在しなかったんだ!私も初めてその事実を聞いたときはびっくりしたさ。

でも、そのICT委員会の部員も来年からは卒業したり忙しくなったりするんだって。だから成果物という名のプレゼントはあげることはできないんだ。でもね、安心してほしいんだ。君たちの周りには、頼れる部員がいっぱいいる。そんな部員たちとともにICT委員会という部活をさらに盛り上げてほしいんだ。

これは1年間お手伝いしてきた人間との約束だ。

最後に

これはICT Advent Calender 20192日目の記事でした。

中盤厳しいことを言ったかもしれないが、1年間様々なチームを手伝ってきた私の素直な感想だ。別に怒っているわけではない。お手伝いできたことに関しては、非常に嬉しかったし部員の力になれたのであれば悔いはない。だが、反省することは山ほどあると思って文字に書き起こした。今回の反省点としては、手伝いの域を超えてしまったこと。これを改善して、来年度以降よりよく活動のお手伝いができるような環境を作っていってほしいと思う。

余談

君たちはジョーカーとターミネーター: ニュー・フェイトを観に行ったか?あとどついたれ本舗の白膠木簓を拝んだか?オイ、どっちもやっていない?アホ、それはダメだ。今すぐ映画館に行け、はやくどついたれ本舗をググれ。

これらは神だ、今すぐに行動にうつせ。
そしてよいクリスマスを迎えろ。

一足先に、メリークリスマス。

妖精のPCK参加記

プロコンのお手伝いと中間発表*1を終えた私は、同級生と段ボールを切りペンキを塗りたくる生活を送っていた。なぜこんなにも高専生らしからぬことをしているか?それはもちろん 高専 間近だからである。高専祭は高校でやる学園祭みたいなもので、私が最も好きなイベントである。毎年毎年張り切ってクラスの装飾班としていろいろブツを作っていた。今年作ったのはこれ、ウォンカチョコ。ちなみにillustratorで描いたやつをカラー印刷して段ボールに貼っている。ほかにもいろいろ作ったのだがシンプルに写真を撮り忘れた。

そんな話はいいのだ、思い出に浸ると泣いてしまう。
本題はこれではない。PCKである。

わたしがPCKの妖精になったのはそう、PCKが開催される約1週間前の木曜日だ。

「ロゴに手が回っていなくて助けが欲しいのですが」

たしかその日はハロウィン。「雰囲気だけでも」と思いシャツもスカートもブーツも黒で統一して登校した。それだけなのに「すごい!なんのコスプレですか?」と聞かれ、 :thinking_face: という気持ちになっていたところ、とあるPCKのチームから声がかかった。

「ロゴに手が回っていなくて助けが欲しいのですが」

おっと、仕事が入った。
私はプリッツをポリポリ食べながら彼の依頼内容を聞くことにした。
依頼内容はたぶんこんな感じ。

  • ロゴはイチから作ってほしい
  • 日本語表記版と英語表記版がほしい
  • ロゴにはカメラとピクトグラムの要素を入れてほしい
  • 雰囲気はスマートな感じで
  • できればロゴタイプのみのやつにしてほしい
  • 納期は 11月5日

... ...納期は11月5日?おっと、この3連休は用事が入っている気がするな。実質活動できるのは2日といったところか?これは人生終わりだなあと思いながら「大丈夫、なんとかします」と言い残し、口の中に残っているプリッツをもぐもぐとしながらハロウィンイベントに向かった。

この時点で納期まで5日、心は無であった。

ロゴのデスマーチ in ナンパが発生するスターバックス

11月1日、「ああ幸せだなあ、ぼっちって良いわあ」とぼっちの喜びを感じながら甘ったるいコーヒーを飲み、スコーンを食べていた。スターバックスのスコーン好きなんだよね、控えめな甘さと水分がなくなるくらいサクサクで温かい生地が美味しいんだ。

スコーンを食べながら「そういえばロゴ作るんだったな、どうしようか」とロゴの構成を考える。依頼内容に沿うとするならば、ピクトグラムとカメラ要素を詰め込んだ文字のみのロゴを作らねばならないわけだ。うーん難しい、スコーンは美味しい、コーヒーは甘ったるい。そんなことを考えながらひたすらノートにラフを描き殴ってはボツ、描いてボツ、殴ってボツにしていた。

たぶん18:00過ぎ、もうコーヒーは氷が溶け切って薄くなっていた。しかも左後ろに座っているお姉さんは男3人(うちひとりはLINE電話で参戦)にナンパされている。こんなところにいては死んでしまう、そう思った私はコーヒーをズズッと飲み干し作りかけのイラレデータを持って外へ飛び出した。

この時点で納期まで4日、少しだけ進捗が生えた。

溶けた週末、納期当日

※できたロゴは後日別の記事でお話しする

週末はシンプルにバイトやらなんやらで溶けた。残るは11月5日、締切日だ。
卒業研究?いやそれよりロゴだ、そう思い爆速でデザインが異なる2つのパターンのロゴ(日本語版)をはやした。この時点で15:14、ボツになったらデスマーチ確定だ。というか英語表記版を今から作るとするならばデスマーチだ。結局デスマーチかと思いながら依頼者の後輩くんに連絡。

「ver2でおねがいします!」
「(英語表記版は)多分なくても大丈夫だと思います」

最高だ。しかももうタスクはないらしい。
私のデスマーチは終わりを迎えた... ...はずだった。

「よろしければもう1つのチームの様子を気にかけてくれませんか」

11月8日深夜、わたしは寝落ちから目覚めた。スマホを開くと1通Slackの通知がみえる。どうやらPCKのプレゼンなどを手伝っている妖精さん*2のようだ。

「よろしければもう1つのチームの様子を気にかけてくれませんか…」

フーン、そういえばロゴ手伝ったチーム以外にもうひとチームあったことを思い出す。寝ぼけた頭で「朝対応します」と返事をし、就寝した。

妖精さんフル稼働添削、始まる

世間はハッピーなフライデー、わたしにとってはデスマーチフライデーだ。

10:30過ぎに登校し、卒業研究の資料ではなくPCKのプレゼン資料を確認する。そう、「朝対応する」と言ってしまった私は今からPCKのプレゼン資料を添削しなければならないのだ。早速PowerPointと発表原稿をみてみると、悪い意味でヤバい状況であった。これはまずいと思った私は、後輩や同級生を引っ張ってきて発表原稿とPowerPointを添削し始める。

「発表原稿の文章おかしくないですか?」
「ソースがおかしい、これは探しなおしましょう」
「スライドの内容と発表原稿の内容全く違うぞ!なおせ!」
「なんだこのスライドのレイアウトは?!ナメクジか~!!?」

とブツブツ言いながら作業する。この作業の何がつらいかというと、発表者の後輩はすでに現地入りをし観光+開発デスマーチをしていること。すぐそばにいないので、添削する際の確認や疑問はすべてSlack。面倒くさいしラグがある。だがしかし、一番つらいのは現地にいる後輩たち。ここで妖精はへこたれてはいかんのだと黙々と作業していると、一緒に妖精さんをしている後輩が音楽を流しましょうと提案してきたので、モンモンメタモンを流す。謎にツボってしまい笑っていたところ、後輩が「先輩メタモンに似てますね」という爆弾発言をしてきた。

わたしはメタモンだ。

そんなこんなで20:00、終わらなかった添削を目の前に絶望していた。
この時点でPCKのプレゼンは日曜日に迫っていた。

発表前日、真っ新に生まれ変わって人生一から始めるプレゼン資料

私はこの日バイトだったので、あらかじめ後輩妖精さんと同級生妖精さんに作業をお願いした。後輩と同級生は朝から起きて作業してくれていたらしく、私がバイトを終え帰宅したころには真っ新に生まれ変わって人生一から始めたプレゼン資料が出来上がっていた。しかしながらまだ完成ではなく、数枚レイアウトが決まっていないスライドと色や配置の微調整が残っていた。私は疲労回復をするらしいタブレットを食べながらスライドの微調整をしつつ、レイアウトを作り直した。微妙な個所は後輩と相談しながら修正。最終版が上がったのは00:48、シンプルにハッピーサンデーである。

私はハッピーサンデーもバイトだったため、後輩より先に就寝。
ありがとう後輩、君も立派な妖精だ。

発表当日

発表当日、私はバイトで子どもにあおられ、差し入れのドーナツで口が裂けていた。

おわりに

高校生でもない20歳のお姉さんがPCKに参加した異例(??)な展開を迎えた今回のPCK。私はPCKに参加したことがないこともあって、結構新鮮な気持ちで妖精をすることができた。しかも今回は後輩の妖精さんと同級生の妖精さんがいたので、みんなで大会参加しているような気持になって結構楽しかった。みんなわたしのお仕事全カバーしてくれるしとても優秀だ、ありがとう。助かりました。

もし、私がデスマーチした分だけ彼らの力になれていたのならば、少しでも成長のお手伝いができたのであれば、そして彼らが「来年も頑張ろう」と思ってくれたのならば、妖精してよかったなあと思う。

*1:卒業研究の中間報告のこと、ちなみに内容はないようでした

*2:大会に参加していないが、大会の開発やプレゼン資料制作などを手伝う人間の総称

妖精の高専プロコン参加記

高専の5年生になると「卒業研究」というものをしなければならない。つまり、何らかの誤りで5年生になってしまった私も卒業研究をしなければならないのだ。... ...しかし、人間は怠惰な生き物である。夏休み直前になっても研究に必要な知識や技術をだらだらと吸収し、学内イベントや趣味に没頭していたため卒業研究の進捗は0.1mmという状況に陥っていた。これを人は何と表現するか?簡単だ。 「ヤバい」 である。さすがに鋼のメンタルを持つとされる私でも焦りを感じたため、「おおまかなスケジュールを決めて、夏休みは中間発表に向けて研究をしよう」と腰痛を伴う腰を上げたのだ。

夏休みが1週間か2週間ほど過ぎた某日、とある教授から声がかかった。

「ちょっとお願いがあるんだけど」

そのちょっとはちょっとじゃない、絶対にスケジュールは狂う。
わかっていた、わかっていたが

「いいですよ、どうしたんですか?」

人間は馬鹿な生き物ある。自分の卒業研究より自分がやりたいことを優先するのだ。

9月 卒業研究 < ICT委員会のロゴとグッズ制作

「ちょっとお願いがある」の中身

依頼は主に
- ICT委員会の新ロゴの制作
- 新ロゴのステッカー、ポロシャツの制作
だ。
正直何もちょっとではなかった。高専プロコンにステッカーとポロシャツを持っていきたいと希望があったため、9月中にすべての制作を終える必要があった。つまり、私の卒業研究のスケジュールは完全につぶれ、ICT委員会のロゴ・グッズ制作に塗り替えられたということである。正直絶望的状況だが、「協力したいなあ」と思ってしまった私はこの依頼を承諾し卒業研究を放り投げてロゴの制作に没頭した。

この時点で夏休みは半分終わり、高専プロコンまで1か月を切りそうになっていた。

ロゴ制作が難航する

今回作ったロゴの詳細は別の記事にまとめた。
www.resume.id

というわけで、ここでは心境や状況などを語る。

今回ロゴを制作するにあたって、どうゆうイメージのものがいいかを聞いてみた。

「スマートさとICT部員の頭おかしさを表現したやつ」

と言われた。「馬鹿と天才は紙一重、そう考えると作れるかもしれない」と一瞬だけ希望を持ったが普通に無理だった。そのため、ロゴの制作は難航し、毎日「crazy logo」などといった謎の検索を行い、寝ても覚めてもロゴのことしか考えていないせいでご飯を食べ忘れ、気づいたらダイエットに成功していたなど様々なハイライトを生成していた。

体重が減り、昼夜逆転をしながらもロゴを制作して約1週間、ようやくロゴ(いったん完成)が完成した。つまりタスクのほとんどは完了したも同然である。

この時点で高専プロコンまで1か月を切っていた。

ロゴの色

当初、ロゴは黒をベースとした落ち着いた色だった。しかし、ステッカーにするにあたってひとつ問題が生じる。

「なんか地味」

人生は上手くいかないとはこのことである。
この日から完了したと思われていたロゴ制作というタスクが復活し、ロゴの色を20パターン考えつつ、別案件である高専プロコンのとあるチームのアプリのアイコンの添削やアドバイスをしていた。

この時点で9月20日高専プロコン勢のデスマーチとともに私のデスマーチが始まった。

ステッカーとポロシャツのデータ入稿

ある程度色やロゴの見た目が決まったので、ポロシャツとステッカーを制作するための入稿データの制作が始まった。ステッカーは、若干ロゴの文字を太くするなどの修正をして形を整えるだけで問題なかったのだが、ポロシャツは色を2色に絞らなければならないため色の変更が必要だった。20パターンも配色を考えた直後にまた配色を考えるのは控えめに言って地獄であるが、私はできるホモサピエンスである。後輩と一緒に3パターンほど配色を練った(できるホモサピエンスは後輩のかもしれない)。

すべての入稿データを作り終えたのは9月25日、ちょうどわたしの誕生日であった。

唐突の名刺制作の依頼

「入稿データも作り終えたし人生案外うまくいくなあ」と弁当を食べていたところ、とある教授がポツンと言った。

「そういえばロゴ新しくなったし、高専プロコンで使う名刺のデザインも新しく作らないと」

やはり人生は上手くいかない。突然名刺のデザインを制作するタスクが生まれた。大変、今高専プロコンのプレゼン添削やってるのになあ。

この時点で高専プロコンまで2週間と少しであった。

10月 卒業研究 < 高専プロコン添削部門優勝

終わらない名刺デザインとロゴの修正

名刺デザインが終わらないまま東京に飛んだ。
飛行機内でも名刺、ホテルに戻っても名刺、観光中はナンパと名刺、ずっと名刺のことばかり考えながら1日を過ごし、結局名刺は完成しないまま高専プロコン勢のプレゼン添削などをして就寝。

朝、緊張で目が覚めたので朝風呂でもするかあと思いながら洋服を脱いでいたところ、一通のSlackの通知がみえた。確認すると「ロゴを修正しなければならない、なるはやで(これは要約です)」と連絡が入っていた。この世の終わりである。私はパンツ一丁でパソコンの電源をONにし、illustratorを立ち上げ、爆速でロゴを修正し「修正しました」とSlackで連絡した後、風呂の中で虚無になっていた。

この時点で高専プロコンまで2週間を切っていた。

まだ終わっていない名刺デザイン

10月2日の朝、ようやく名刺デザインが確定した。次はラベル屋さんというソフトで名刺のテンプレートを作るタスクをこなさなければならない。しかし、空港へ行きお土産を買うミッションのほうが優先度が高いため、私は飛行機に乗る5時間前に空港へ降り立ち、無限にお土産を漁った。お土産を買うために死ぬほど歩いたため、おそらく1kgは痩せた。

帰りの飛行機で、無心でパソコンを立ち上げ機内Wi-Fiに接続する。だがしかし、機内Wi-Fiに全くつながらず、ひたすら祈りをささげては隣のカップルが手をつないで就寝している姿をみて癒しを得ながら、いそいそと名刺のテンプレートを作っていた。名刺というものは難しいもので、なかなかうまくレイアウトができず結局飛行機が地上に降り立つまでに名刺のテンプレートは完成しなかった。

高専プロコンまで2週間を切っているということは中間発表もすぐそこだなあ」と気づいたのは、モノレールに揺られる19:30であった。

名刺終わったと思ったらプレゼン添削とポスター添削が到来した

10月3日、卒業研究時間をブッチし名刺のテンプレートを作っていた。使っているソフトの癖が強すぎて制作が難航していて、ずっと「オマエオマエオマエ!!!!!」とキレながら、1px職人*1を行い、ようやく完成したと思えばズレを発見し修正... ...を繰り返し、完成したのは15:00かそのくらいだった。

「ようやくタスクを終えた、私はようやく研究ができる」

そう思った矢先、後輩たちからSlackが届く。

「先輩、ダメです。助けてください」

おっと、これは添削職人*2りしの出番である。
私は疲れ切った脳をフル回転させ、後輩たちのプレゼンのストーリーを添削し始めた。

この時点で高専プロコンまで10日を切っていた。

終わらない添削、増える妖精

毎日後輩たちのプレゼンのストーリーを読んでは添削、パワポをみては添削、ポスターをみては添削... ...とずっと添削をしていたが、「自分ひとりじゃ足らない、今すぐ分身の術を覚えて5人くらいに増やさないと絶対に終わらない」と思い立ち、様々な人間に「添削を手伝ってもらえないか」と協力を依頼し、妖精*3を増やした。妖精を増やしたのは大正解で、これのおかげでわたしはひとつのチームに集中して添削などができた。このとき妖精が協力してくれなかったら今頃私は死んでいた。本当にありがとう。

添削をした結果、どうにかポスターとパンフレットを印刷することができた。しかし、まだプレゼン資料は完全には終わっていない。

この時点で高専プロコンに飛び立つ数日前、割とマジで絶望であった。ついでに私の中間発表の進捗も絶望的であった。

高専プロコン1日目

10月13日、私はそわそわしていた。
高専プロコンが始まったのもそわそわの要因だが、一番そわそわしていたのは「添削おねがいするとおもいます!」と言い残して飛び立った後輩から添削依頼のSlackが飛んでこなかったこと。そわそわしていたところ、11:01に「遅くなりました~」と添削依頼が来た。あなたの発表は14:00からではないのか、そうではないのかと思いながらパワポの1px職人と色職人*4をしつつ、すでに発表中の後輩のプレゼンをみて泣いていた。

添削を終えた。つまりは私のタスクはすべて終わったということだ。
あとはプレゼンが成功することを祈るのみ。ずっと画面をみて、後輩がしゃべる瞬間を待つ。
そして後輩がプレゼンを始めるぞと言わんばかりに口を開いた瞬間、泣いた。

高専プロコン2日目と中間発表の資料完成

10月14日、すべてのタスクを終えた私は競技部門の後輩たちを応援しながら卒業研究の中間発表のための資料を作っていた。ゆうて発表することもないので、今までロゴ制作やブツの添削の合間に作っていたメモ程度のものをもとにそれっぽく書き上げ、自分が所属している研究室の中で一番目に発表用の資料が完成した。何を言っているかわからないと思うが、一番時間がなく作り始めるのも遅かったはずの私が一番最初に発表用の資料を作り上げてしまったのだ。「りしは提出期限ギリギリかなあ」と心配されてたのになあ、どうしてだろうなあと思っていたら授賞式が始まっていて最初らへん見逃した。見逃している間に、うちの学校のチームが特別賞をもらっていたらしい。 見逃した分は仕方がねえと、ディスプレイに高専プロコンの授賞式配信をうつす。そうするとなんてことだ、私が作ったICTロゴが印刷されたポロシャツが舞台に上がっていたのだ! これ以上うれしいことはない。ありがとう。

そう思いながら、ちょっとだけ涙目になった目をこすりながら今後発生するであろう卒業研究のデスマーチのことを考えていた。

おわりに

ずっと後輩の役に立ちたかった。
なぜかというと、(私が忘れてしまっているだけかもしれないが)私が大会に参加していたとき、先輩にアドバイスもらったり添削してもらう機会が少なかったような気がするからだ。だから、私が先輩という立場になったら、自分の身が犠牲になってもいいから困っている後輩を助けたかった。今回はそれができたんじゃないかなあという一方で、シンプルに自分の身を犠牲にしすぎたなあといった気持ちがある。

まあ全然後悔していないし、少しでも力になれていたら幸いだ。

ただ、これだけは、これだけは次につなげてほしいので言わせてくれ。
ICTのロゴを一新するときは、絶対に5年生かつ夏休みに依頼してはダメだ。せめて春休み、春休みにきっちり納期を決めてじっくり考えるべきだ。1週間でロゴ作ったら、間違いに気づけないし精神も死んでしまう。デザイナーはモノでも魔法使いでもない、ホモサピエンスである。それを踏まえて、次からはロゴなどの制作依頼をしような。これはとあるデザイナー(笑)を名乗る妖精からのお願いだ。

あ!最後!最後これだけ!これだけ言わせてくれ!

高専プロコンに参加したICT委員会の皆様へ
改めまして、高専プロコンお疲れさまでした!みなさんの頑張りを間近でみていて、正直大丈夫かと心配していましたが、無事に終えられてよかったと思います。
そして、私を頼ってくれた後輩の皆さん、頼ってくれてありがとう。少しでもあなたたちの頑張れる糧になれていたなら幸いです。

新ロゴを気に入ってくれた皆様へ
一時期「ロゴ制作無給マジ?」とひねくれていた時期もありましたが、みなさんが「新ロゴ好き!」「ぎーくんかわいい!」と言ってくれたおかげで、ひねくれた感情はすべて吹っ飛びました。みなさんが喜んでくれたのが私への給料、ステッカーやポロシャツを愛用してくれているのがボーナスみたいなもんです。今後もぎーくんを愛してあげてください。

長くなってしまったなあ、これで終わり。
おしまい。

*1:1px職人は1pxのズレを発見・修正できる職人のことを指す

*2:プレゼン資料やポスターなどのレイアウトや文章を添削する職人の総称

*3:大会に参加していないが、大会の開発やプレゼン資料制作などを手伝う人間の総称

*4:RGBの10くらいの差を見分け、修正する職人のことを指す

1年生に「プライドは捨てろ」と言ってビビらせてしまった話

「水曜日は学校午後からやんけ!いっぱい寝るぞい!w」

と意気込んでいた昨日。そんな私に教授がある依頼をしてきた。

「明日1限に新1年生に講義するんだけど、高専で生き残るコツとか軽くしゃべってくれない?」

ウケる、シンプルに朝から学校やんけ。そう思いながら私は教授からの依頼を承諾し、いつも通り8:35に登校することになった。

... ...が、見事に寝坊し死ぬ気で準備して息切れしながら登校した。
そんな私が語った高専で生き残るコツをメモ程度に残すことにした。ノリで喋ったのでどんなふうに言ったのか覚えてないのだが、「たぶんこんな感じのこと言ったなあ」って感じで書き起こしてみる。ちょっと内容変わるかもしれないけどご愛敬だ。許せ。

お話した内容

みなさん(新1年生)は、地元の中学校では頭がいい人であったはずです。きっと

「頭が良いんだね」
高専に入るくらい君は優秀なんだね」

と言われていたでしょう。おそらく、席次も基本的には半分以下はとったことないでしょうし、上位者が多いはずです。実際、私も中学時代席次は8位でしたし、半分以下なんてとったことがありませんでした。

しかし、高専に入ってしまえばみなさんはもう頭がいい人ではありません。その頭の良さ、知識は高専の学生にとって 平均的な学力と知識 だからです。地元の中学校でとった席次は過去の栄光です。もうこの学校では通用しません。

... ...つまりなにを言いたいかといいますと、 プライドは捨ててください。頭が良かったのは過去の話、今は普通なのですから「頭が良い」というプライドは捨ててください。

高専の授業は中学と比べてしぬほど難しくなります。みなさんは中学時代、授業をまじめに受けなくとも授業の内容は秒でわかり、テスト勉強は休み時間で十分みたいな日々を送っていたかと思うので高専の授業でも似たようなことをするでしょう。そんなことをしていると、絶対に授業についていけなくなります。ノートを見返してもわからなくなります。でも、みなさんはこう思うわけです。

「大丈夫、私は頭がいいからどうにかなる」
「他の人に聞かなくても、テスト前に自分で勉強すれば余裕だろう」

と。
結果から言いましょう。爆死します。
実際私がそうだったんです。変にプライドを持ち、あまり周りの人に頼らずひとりでテスト勉強をしました。もちろん、テストはほとんど赤点をとり、席次は42人中33位... ...下から数えたほうがはやかったんです。こんなことになるくらいならプライドを捨てて、私以上に頭がいい人に聞くべきだったと今でも思います。

では、私のようにならないためにはどうするか。先ほども言いましたね? プライドを捨てる ことです。プライドを捨てて自分より頭のいい人に教えてもらってください。頭のいい同級生でもいいし、先輩でもいい。なんならその手のプロである先生方に聞くのもいいですね。そうゆう人たちに勉強を教えてもらいましょう、そうすればきっとあなたもいつか頭のいい人になります。

もし、誰かが「勉強教えて」とお願いしてきたとき、絶対に見下してはいけません。そうゆうときはこの子を留年させないように、退学させないように、そしてこの子を含めた学級全員で卒業できるように精いっぱい教えてあげてください。そうすれば生き残れるはずです。

応援しています。

最後に

ちょっと言い方がきつかったようで、一部の後輩に「怖い」と言われた。
ごめんなさい><

でもお話したことは結構重要なので、いらないプライドは捨てて自由に生きたらいいと思う。
私もプライド捨ててから「頭いいような発言とかしぐさって無理しなくていいんだ!」って開き直りアホになってしまった。それはそれで幸せなのでよしとしたい。

最後にとかいいつつちょっと余談

私ね、制服に半端ない憧れがあったの。でも高専って制服がなくて、自由な服装で良かったんだよね。そこで私は考えた。

なんちゃって制服着たらよくね?」

天才的発想である。
正直ためらいもあったが、私服があまりないうえ洗濯が追いつかず着る洋服がなかったこともあり半年間ほぼ毎日制服を着て登校していた。今覚えば痛い女なのだが、後悔はしていない。なぜなら制服を着ることで周りの人に興味を持ってもらったのでコミュ障でインキャにも関わらずそこそこ広い交友関係を持てたし、今となってはおしゃべりのネタになっているからだ。

何を言いたいかというと、 制服は良いぞ若いうちに着れ

私は本当に委員長になれていたのだろうか

副委員長を3カ月で辞め、本科2年生で委員長に就任した女の子がいた。
彼女は、少しだけコミュ力があるお喋り好きな平凡な部員で、委員長候補になることすらなかったはず... ...だった。

しかし、ひょんなことから委員長になることが決まり、不安と困惑、疑問を抱えながら委員長になった。
普通なら途中で投げ出してしまうかもしれない。でも、彼女は2年間委員長をやり切った。

そんな彼女を、周りは「すごい」「さすが委員長だ」「そのカリスマ性があったから委員長に選ばれたんだ」と言った。
... ...本当にそうだろうか?彼女に委員長になれるような才能はあったのだろうか。
そもそも、彼女は委員長に抜擢されるような人だったのだろうか。
本当に彼女は、委員長だったのだろうか。

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【2018年後期振り返り】ある日わたしはニートになった。

大会に出ず、キャッキャウフフとYoutuberや推しを眺め、1日中家から出ない休日のほうが多い人のことをニートと呼ぶならば、私は1年以上ニートをしていることになる。

去年プロコンに出た後、わたしはビジコンからも手を引き、2018年度のプロコンに出ない決断をした。理由は山ほどあるが、その中でもカッコいいやつを紹介したいと思う。

「プロコンやビジコンですべてをやり切ったので、もうそこに力を注ぐ意味がないから」

ほら、カッコいい。

そんなカッコいい理由で(?)大会に出ず、ニートをする道を選んだ私の2018年後期を振り返っていきたいと思う。
前期分はこちらにある。ぜひ読んでみてほしい。

10riridk0.hatenablog.jp

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